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レビュー:ネガテビハッピー・チェーンソーエッヂ
〆ユチヨ


<あらすじ>
平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の男。何のために戦っているのかわからない。が、とにかく奴を倒さなければ世界に希望はない。目的のない青春の日々を“チェーンソー男”との戦いに消費していく陽介と絵理。日常と非日常の狭間の中、次第に距離が近づきつつあった二人に迫る、別れ、そして最終決戦。次世代文学の旗手・滝本竜彦のデビュー作、待望の文庫化。


“NHKにようこそ!”が地味な盛り上がりを見せる角川書店期待のホープ滝本竜彦のデビュー作。

正直、最初あらすじを読んだ時は「関わらないタイプだなぁ」と思った。

平凡な高校男児が戦う少女と出会う。

あまりにも直接的なその説明はウチの続読意欲をグングンと下げていったのを今でも覚えている。

途中のイベントや結末の方向性が安易に想像できるじゃないか。安っぽすぎないか?
などと4、5ページ読んでる時に思ってしまった。

だがそれは杞憂だったらしい。
と言うかチェーンソー男自体は本編に対する一種の要因であって、この物語においてのスパイスのような部分でしかなかった。
本当に重要だったのは主人公山本陽介そのものの視点。変わり映えのない日常そのものの中にあった。


高校3年としての日常。
友達とか家族とか、先生とかテストとか、誰でも経験するような普通の日々。
そんな生活の中で一喜一憂する陽介を見ていると、何と言うか……こう、上手く言えないのだけれど、「あぁ、あの頃ってこんな感じだったかな」と深くもない感慨に浸ってしまう。

ストーリー自体は単純なのに、どこか“それっぽさ”を漂わす作品。
結局何と言えばイイのか分からんけども、10~20代の人たち、特に男性に読んでもらいたい1冊だった。

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
滝本 竜彦 (2001/11)
角川書店

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結婚式 余興
結婚式 余興 2006/11/30/Thu 18:15
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