世に溢れる様々な作品について、考えたり研究したりして感想等を書く、記者多人数制ブログです。

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忘れないまち-not again-
〆ほっと

すごく久々ですね。ほっとです。

mixiの方には頻繁に書いてますが、こっちにぜんぜん書いてなかったので、久々に書こうと思います。



最近は、作品とは無縁な生活をしていました。

映画もぜんぜん見ず、本も読まず、音楽は聴くけど、新しい曲はあまり聴かず。



そんなこんなで何をやっていたかって、

最近、防災まちづくり研究会なんぞというサークルを立ち上げ、何をやろうか迷っている最中です。


最新鋭の津波防災施設を備えた沼津について、いろいろ考えようと思ったりもしていた時、ある話を聞きました。

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塀に囲まれた街で大雨が降り、水が町の中にたまり、大洪水が起きた。
多くの人が亡くなった。
その教訓を生かし、水門を作った。
そして、ある日、街の人々"総出で"イベントを行っていた。
雲行きは怪しい。旅人は街を出た--。

忘れない国-Not Again-
///////////////////////////////////////////////////////////////


これはいろいろ考えさせられます。

実際に地震が起きた時、すべての水門が津波が来るまでに閉められるとは限りません。

手動の水門も多くあります。
幹線道路の陸こうはちゃんと閉まるのでしょうか。

まだ堤防が繋がっていない場所もあります。現在工事中です。


安心しきってませんか。


この教訓というか、安易に想像できる未来のシナリオを、どのように考え、どのように行動するか。
そして、我々に出来ることは何か。


防災まちづくり研究会では、真剣に考え、行動に移していきたいです。


地侍と旅の坊主の橋渡し。
否が応でも、そんな役割を担っているセミプロとして。




本って、生活のスパイスになります。

また、どこにどんな話が転がっているか分からない、未知の広さがあるからおもしろい。



スパイスたっぷりのほっとでした。


キノの旅〈6〉 キノの旅〈6〉
時雨沢 恵一 (2002/08)
メディアワークス

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「旅の坊主」で検索かけると、うちのゼミ担のブログがw
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=DVXA,DVXA:2006-45,DVXA:ja&q=%e6%97%85%e3%81%ae%e5%9d%8a%e4%b8%bb


「ゼミ担の旅Ⅵ」www
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レビュー:化物語
〆ユチヨ


<あらすじ>
阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ケ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど無かった!? 『小説現代増刊メフィスト』掲載の3作に加筆訂正・改題のうえ単行本化。


ちょっとイイ話 + 言葉遊び。

とにかく面白かった。
物語の語りより会話を中心にストーリーを発展させる小説。
とにかく台詞回しが言葉遊びの連続で、よくもまぁここまでネタが思いつくもんだと感心すらしてしまう。

つか日本語の小説でしか味わえない技法の数々に、ちょっと感動すらしてみたり。


二度目、面白かった。
でもどの発言もほとんどネタバレになっちゃうので、内容を全然語れないのが残念です。


単純に楽しい話が読みたい人向け。
たくさんの人に読んでもらいたい。

オススメ。

化物語(上) 化物語(上)
西尾 維新 (2006/11/01)
講談社

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レビュー:GOTH ~僕の章~
〆ユチヨ


<あらすじ>
この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ―そう自覚する少年、「僕」。
殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる「GOTH」の本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが、あるとき級友の森野夜に見抜かれる。
「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」という言葉で。
人形のような夜の貌と傷跡の刻まれた手首が「僕」の中の何かを呼び覚ます。彼女の秘密に忍び寄った彼が目撃するのは…。圧倒的存在感を放ちつつ如何なるジャンルにも着地しない乙一の、跳躍点というべき一作。「僕」に焦点した三篇を収録。


著者は乙一
夜の章と対になる作品。
新書版は1冊にまとまってたらしいけど、読み終えてみるとなかなかどうして、分冊化したのは正解だと思った。


まず紹介。

「手」
篠原は“手”が愛しくてしょうがない。彼は手を集める。
彼が見る生き物は2つの手をぶら下げた動く物体たち。
この頃、僕の町では様々な“手”が切り取られるリストカット事件が起きていた。

「土」
佐伯は衝撃的な欲求から近所に住む少年コウスケを庭に埋めて殺してしまう。
そして3年、後悔と自責の念に悩みながらも、あの感覚を求める自分がいる。

「声」
北沢博子が殺された。妹・夏海と両親は失意の日々を送る。
そんな夏海の下に1人の少年が現れる。
「アナタに渡す物があります。」
それは北沢博子の声だった。



いわゆる“人間の内に潜む暗い部分”を描いた話。
しかし、そこは本格ミステリ大賞受賞作品。ネタが仕込まれている。
ただの暴力小説に収まらないのは僕と森野夜が全体の話を通じてほんの少しずつ変化していく過程にあると思う。
変化と言っても劇的な違いはないのだけれど、なんとなく人間臭い雰囲気をかもし出す後半の話なんかは結構読んでいて気分がイイ。

どちらが先行ってコトはないのだけれど、やっぱり 森→僕 と読むのがイイ選択だと思う。


暴力描写が苦手な人にはちょっと厳しいかもしれないけど、多くの人に見てもらいたい作品だと思う。

レビュー:GOTH ~夜の章~
〆ユチヨ


<あらすじ>
森野夜が拾った一冊の手帳。
そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。
これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。
「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。
人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち―“GOTH”を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点というべき作品。
「夜」に焦点をあわせた短編三作を収録。


ライトノベル扱いで書いたのに本格ミステリ大賞を受賞してしまった、という変な作品。

いきなり余談だけど、一般文芸書籍の表彰を受けられない書籍をライトノベルって言うらしいですね。知らんかった。


著者は乙一
乙一と言えば、結構前に書いたレビューでは「短篇でちょっとイイ話を書く人」とか紹介していたのだけれど、そのちょっと後にスニーカー文庫滝本竜彦の“ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ”と“NHKにようこそ!”を中心に展開していた「ネガティブキャンペーン」でもこの本が取り上げられており、前々から気になっていた存在でもあった。



タイトルでもあるGOTHは辞書で引くといろんな意味が出るのだけれど、あとがきによるとどれでもない 「 文 化 」 という意味らしい。

-夜の章- と -僕の章- の2編に分けられていて関与しない短篇が集まって構成されています。
つかすげー薄いんですけど、なんで2冊なの?


以下紹介。

「暗黒系」
森野夜が僕のもとに持ってきた女性バラバラ殺人の犯人の日記。
日記を辿れば未発見の殺人現場を見ることができる。
まだ残されているハズの遺体を探しに出掛ける僕と夜──。

「犬」
近所で頻発する小型犬の行方不明事件。
僕はふとした好奇心から事件に少なからず関わってしまう──。

「記憶」
最近眠れない、と訴える森野夜の不眠症解決法は首に「紐」を巻きつけること。
夜の過去に興味を抱いた僕は彼女の田舎を訪ね、ある隠された事実を知る──。


残虐嗜好を持つ少年少女と、その周りで起こる残虐奇異な事件の話。
ってのが最初の印象でしょうか。
読んでるだけでも目を背けたくなるような残酷描写が多い。

主人公たちは「悲痛や悲惨な殺人」「恐怖に叫びたくるような異常事件」を好み、調べ、それを見守る。


常に全面に押し出されるのが彼らの嗜好と「事件に関与しない」というルール。

遺体の着ていた服装や行動を真似てみたり、犯人に直接会ってみたり。
でも事件には関与しない。
犯人が分かっても犯行を知っていても彼らは見てるだけ。
解決もしなければ犠牲者を助けたりもしない。

この作品で描かれるのは、ただ切なくて、ただ残虐な事件の一片。



面白いが、読み終わる度に鬱々とした感覚が押し寄せる。そんな作品。

・人生はとにかく楽しいことだらけだ!!
・誰にも理解されない美学を自分は持っている。
・救いようがない

って感じの人に読んでもらいたい。
そんな本です。

GOTH 夜の章 GOTH 夜の章
乙一 (2005/06/25)
角川書店

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レビュー:ネガテビハッピー・チェーンソーエッヂ
〆ユチヨ


<あらすじ>
平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の男。何のために戦っているのかわからない。が、とにかく奴を倒さなければ世界に希望はない。目的のない青春の日々を“チェーンソー男”との戦いに消費していく陽介と絵理。日常と非日常の狭間の中、次第に距離が近づきつつあった二人に迫る、別れ、そして最終決戦。次世代文学の旗手・滝本竜彦のデビュー作、待望の文庫化。


“NHKにようこそ!”が地味な盛り上がりを見せる角川書店期待のホープ滝本竜彦のデビュー作。

正直、最初あらすじを読んだ時は「関わらないタイプだなぁ」と思った。

平凡な高校男児が戦う少女と出会う。

あまりにも直接的なその説明はウチの続読意欲をグングンと下げていったのを今でも覚えている。

途中のイベントや結末の方向性が安易に想像できるじゃないか。安っぽすぎないか?
などと4、5ページ読んでる時に思ってしまった。

だがそれは杞憂だったらしい。
と言うかチェーンソー男自体は本編に対する一種の要因であって、この物語においてのスパイスのような部分でしかなかった。
本当に重要だったのは主人公山本陽介そのものの視点。変わり映えのない日常そのものの中にあった。


高校3年としての日常。
友達とか家族とか、先生とかテストとか、誰でも経験するような普通の日々。
そんな生活の中で一喜一憂する陽介を見ていると、何と言うか……こう、上手く言えないのだけれど、「あぁ、あの頃ってこんな感じだったかな」と深くもない感慨に浸ってしまう。

ストーリー自体は単純なのに、どこか“それっぽさ”を漂わす作品。
結局何と言えばイイのか分からんけども、10~20代の人たち、特に男性に読んでもらいたい1冊だった。

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
滝本 竜彦 (2001/11)
角川書店

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レビュー:DEATH NOTE アナザーノート -ロサンゼルスBB連続殺人事件-
〆ユチヨ


<あらすじ?>
JC2巻に登場した、「ロサンゼルスBB連続殺人事件」が小説の舞台。JCではたった1コマだったが、小説ではその真相が明らかにされる!Lと南空ナオミが難事件に挑む!!

─────────

デスノートの小説版、読みました。

何故かどこ探してもあらすじが無いので軽く説明すると──


むしろ知ってる人の方が少ないんじゃないだろうかデスノート内で扱われた事件“ロサンゼルスBB連続殺人事件”。
漫画版では何気なく扱われたたった1コマの話だったのだけれども、そこに原作キャラであるLと深空ナオミ、いくつかの既存の設定を加えることでスピンオフさせたのがこの作品。
メロを語り部に、原作デスノートとはほぼ接点無しのオリジナルストーリーが展開される。



人の死を操ることができるデスノート……については、まぁ説明いらないでしょう。
漫画のデスノートを知らずにこの作品に手を出す人もおるまい。

原作ではデスノートをめぐってキラとL(ニアも)との裏を探る会話の応酬が展開されたけども、小説版では西尾維新が出掛けているだけあって言葉遊びを多用した会話の連弾が展開される。
そのせいか主軸に登場するナオミと竜崎は自然とお喋りになり、多少違和感がなくもない。
ところどころに原作のエッセンスを含めているのだけれど、いわゆる西尾節が全開で西尾維新の作風を知らない人にはちょっとキャラのノリが軽く感じるかも。

内容のほとんどが連続殺人事件を追うナオミと竜崎の推理話。
被害者はみんな犯人の手によって細工を加えられていて、目を潰されていたり、片足をもがれていたりするワケだ。
デスノート自体は関与しない物語なので、みんな普通に(と言ってもどれも猟奇殺人だけど)殺されてしまっている。
誰が殺されるのか? 誰が生き残れるのか? みたいな緊迫感はゼロ。

メインの謎解きは読んでいれば「なるほど、よく考えたなぁ」って感じ。
“この世で誰にもバレずに殺人を行える最有力候補は推理作家だ”って言葉があるけど、なるほどその通り。
普通に考えたらこんな殺人事件、誰も起こせまい。

でもそれを可能にしたのが“デスノートの世界”と作者お得意の言葉遊び。
コナンとか金田一少年とかの世界は無理。フィールド特性を活かしたウマい作品だと思う。

内容は170ページと薄いけども、デスノートの世界観は見事に再現できてるんじゃないかな? と、思う。
自分はどっちかと言うと西尾維新目当てで買ってるので結構満足できたけども、よそのサイトを見てみたら不満な声も多いみたい。
それは多分、原作には無いキャラの軽さと、さっきから何度も言ってるデスノート本編とは関係無い話のせいじゃないかと思う。
つーか「デスノートが好きだから買った」って人にはファンブック程度にしかならないんじゃないだろうか。多分。
この本を読んで「面白い」と思った人は、「デスノートだから面白かった」んじゃなくて「西尾維新の話作りが面白かった」んだと思う。
上手く言えないけどデスノートが好きなら楽しめるか、と言えばそうじゃない。
でもデスノートのスピンオフ作品なワケで、デスノートに興味が無い人は読まないワケだ。

とても敷居が高い。

しかも原作を読んでいることが必須。
でないとストーリーの8割くらいが理解できないまま終わりそう。

結局、個人的にこれがオススメできるのは「西尾維新の本を楽しめつつ、デスノートも好き」って人だけ。

逆に「西尾維新は知らなかったけど、この小説を楽しめた」って人は西尾維新の作品を読めば幸せになれるかも。
DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件 DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
西尾 維新、大場 つぐみ 他 (2006/08/01)
集英社

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DEATH NOTE (1) DEATH NOTE (1)
大場 つぐみ、小畑 健 他 (2004/04/02)
集英社
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これにて閉幕~少年の心身の成長を見守って
「からくりサーカス」というマンガをしっているだろうか?

週刊少年サンデーで平成9年から連載され、今月最終巻(43巻)が発売された作品である。

作者は「うしおととら」で有名な藤田和日朗氏。



才賀勝は母親とつつましく暮らしていたのだが、
ある日学校から家に帰ると母親が倒れていた。
そのまま母は還らぬ人となってしまったのだが、
母の死に悲しむ彼の前に弁護士が現れる。
「君を才賀商事の社長の息子として迎え入れたい。」その言葉とともに。
彼は世界でも有数の大企業「才賀商事」の社長「才賀正義」の子供として引き取られる。

加藤鳴海は父親の都合で小学生のころ中国へ渡った。
彼はそこで自分を変えるために中国拳法を習い、
かなりの腕前を持つようになっていた。
しかしそんな彼を「ゾナハ病」と呼ばれる不治の病にかかってしまう。
彼の祖父もまたゾナハ病に倒れた一人だった。
ゾナハ病は発作が起こると呼吸困難に陥り、ほっとけば死んでしまう。
発作を抑える方法はただひとつ、
「周囲の人間の神経を副交感神経優位の状態にすること」
つまり周囲の人間を笑わせることであった。

とあるサーカスでくまの着ぐるみをかぶり風船を配ってる鳴海の前に
「サーカスに連れて行ってくれませんか?」と大きなトランクケースを持った少年が現れる。
その少年こそ才賀勝であった。

と、ここからからくりの話は始まります。
笑、泣き、戦闘、過去から続く因縁、それぞれの心の成長……。
すべてが高次元にまとまった良作であります。
それでは超熱血機功活劇、「からくりサーカス」をお楽しみください




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